先週、友人から、「『Daughters of the Samurai』の著者の講演があるから行く?」とお誘いが来た。実は、まだ本を読んでなかったが、興味があるのでお誘いに乗った。
明治維新の頃、「日本女性にも教育を。だから調べて来てね」というミッションを与えられて、5人の士族の娘達が選ばれてアメリカに渡った実話。何とそのうちの一人、津田梅子は、まだ6歳! 6歳の女の子が親元離れて、それも船で、アメリカに渡るなんて、とっても考えられない。5人のうち2人は、婚期やホームシックが酷くてすぐ日本に戻ったらしいが、残る三人は、10年滞在した。津田梅子は、日本語を忘れてしまうほど。他の二人は、かろうじて覚えていたらしいが、それでも明治時代に米国帰りの彼女達の苦労はすごかったんだろうなぁ。 著者、ジャニス・ニムラさんは講演を終えて質疑応答になった。 私は、どのQ&Aの時間でも、アメリカ人の質問を聞きながら、質問者の方に感心してしまうが、今回もそう。 「あなたが映画監督だったら、誰を主役にしますか?」、「先に帰った二人のその後は調べてるの?」、「捨松って変った名前だけど、どういう意味なの?」、「日本でも調査したの?」、「僕も本を書くけど、あなたの今回のリサーチの一番の苦労点は?」等など。時間があったら全員質問していただろう。 すごいな、どうしてそこに気がついたんだろう、気になったんだろう、と思うのもあるし、そんな質問してもね〜、みたいのもある。でもアメリカ人にとって、質問は「興味があって、もっと知りたいから」する。突っ込みではないのだ。だから「こんな質問しちゃった..。」何て気後れはなし。 でも質問するのって、話を、何となく聞いていたらできないから、一語一語が頭に刻まれるんだろうなぁ。 なので最近、私はメモを取るようにして、「聞いてるつもりが、流れちゃってる」というのを少なくするよう心がけています。今さら、でしょうか‥。 |
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June 2016
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