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NYキッチン:大リノベーションで、キッチンがパーティのメイン舞台に!

10/31/2015

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約10坪のキッチンスペース。カジュアルパーティでは、キッチンは人が集まるフォーカルポイント
Pictureキッチンからダイニング、リビングを見る
今回の『NY:お宅キッチン拝見』は、クレア&クリスのお宅。グルメ専門誌『ボナペティ(Bon Appetit)』や『セイボァ(Saveur)』を愛読し、美味しいお店があると聞くと、クィーンズだろうが、ロングアイランド・シティであろうが車を走らせる。
時には自宅に100人を招いてパーティをする彼らは、5年前に一年かけてキッチンを大リノベーション。
キッチン、食へのこだわりを、クレアに聞きました。

キッチンで一番のお気に入りは?
 
キッチンからの外の眺めです。キッチンに窓はないけど、リビングの窓と向かい合わせに鏡があって、キッチンにも外の光が入ってきます。
 
キッチンリノベーションで一番こだわったところは?
 
キッチンとダイニング間の人の流れを良くすること。それでカウンターをなくしました。ゲストが来るとまず始めにドリンクをオファーするでしょう。で、そのままキッチンで他のゲストと話し始める。カウンターがあると袋小路で、人の流れがキッチンで止まってしまうの。
 
カウンターを失くすことのデメリットはどうやって補ったの?
 
カウンターがないと収納スペースが減るし、ダイニングからキッチンが丸見えだと、フォーマルディナーの時に興ざめなので、縦に収納スペースを確保し、ダイニング側から半ドアを閉めて二部屋間のデバイダーの役割をするものを作りました。


Picture
右の写真は、半ドアを閉め、左の写真は開けている状態
食材選びに気をつけていることは。
 
確かな素材を使っている高品質なもの、色々な種類を試すし、本場もの、に、こだわっています。あと旬の食材を買うように心がけています。新鮮で旬のものを身体に入れたいですよね。
 
どこで食材の買い物をする?
 
「本場もの」を買う、というのは、例えばイタリアンの食材を買うならイタリアン専門店へ。我家の近くでは、ブルックリン・ラーダー(BKLYN LARDER)へ。アジアの食材は、中華街やそれぞれの国の食材専門店に行くようにしています。あとは地元ビジネスをサポートしたいので地元の肉屋、魚屋なども。ユニオンマーケット(Union Market)は総菜、オーガニック、高品質の食材を置いているので重宝しているわ。あとはホールフーズです。
 
家では何料理を一番頻繁に作りますか?
 
一番よく作るのは、中華、イタリアン、メキシカンとアメリカンかな。
PictureRoberta's
日本食は作ります? 作るとしたらどんな料理?
 
私達は日本食が大好きなので、家で時々作りますよ。月一ぐらいかな。カレーライス、親子丼、餃子、唐揚げなど。クリスはラーメン好きが高じて、ラーメンスープを自分で作ります。レシピーは、和食クッキングブックやインターネットなどのを使っています。和食レストランにも良く行きますよ。隔週ぐらいでいっているかな。寿司、焼き鳥、ラーメンとか。今、ブルックリンに和食屋が増えているので、和食ファンの我家族が行ける回数が増えてとっても嬉しいわ。
 
日本食が好きな理由は?
 
私(中国系アメリカ人)は中華料理中心の食事で育ったので、肉が少なくて、ご飯を食べて、醤油の味付けという食事に慣れていました。日本食は、私にとって、慣れ親しんだ料理の延長線、という感じかな。主人(白人)は、昔から日本の文化に興味を持っていました。音楽、食事などもね。彼は日本食スーパーに行くと、必ず買って来る煎餅があって、店の在庫を一掃しているんじゃないか、と思うほど、その煎餅を買ってきます。
 
最後に。NYで一番好きなレストランはどこでしょう。
 
うーん。それは難しい! 好きなところが沢山あるもの。でもやっぱりブルックリン。ウィリアムズバーグのRoberta’sと、パークスロープのFranny’sかも。この二店は、ニュースタイル・ブルックリンレストランの真髄!二店とも本格釜焼きイタリアンピザも出すイタリアンだけど、いわゆる普通のイタリアンではなくて、素材は常に新鮮で高品質のものを使い、メニューは毎日変って、それをカジュアルなセッティングで出す。いつも何か新しいことにチャレンジしているのを感じるの。行く度に美味しくて、しかも驚かせてくれます。

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Brooklyn食ルネッサンス。キーワードは大地!

10/2/2015

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皆さん。こんな気分になったことはないでしょうか。今、目の前にある食事。それなりにとても美味しい。美味しい通信簿があったら5のうち3.5ぐらい付けちゃおう。でも、また戻りたいか?と聞かれると、「うーん。次に友達と出かける時は新しいところを試してみたいな」と思ってしまう。
これは女性特有なのだろうか。
​主人は、自分のお気に入り店に行き続け、新規開拓には、あまり興味がないようだ。それとも、私は、何度でも通いたくなる店にあっていなかったのか。(さして美味しくないけれど、生粋ギリシア系ニューヨーカーのオーナーがいるダイナーは好きで週末になると行く)。


今回は、前回の『フランクリンアベニュー、食ルネッサンス』の続編。で、今回は、続々オープンするレストランの中から、戻りたくなる私のお気に入りの二店をご紹介します。

まず『CAFE FORTE』。私は、ここのサンドイッチに度肝を抜かれた。

正直、サンドイッチに対して「おいしい!」とは思ったことはあれど、あまりのおいしさにうなったことはなかった。 サンドイッチはランチで手早くぱっぱと食べられる軽食、というイメージがあるので過度の期待もない。ところがここのサンドイッチは、具材一つ一つが個性豊かで味も絶品ながら、他の具材とまとまった絶妙なバランスがある。

アルゼンチンサンドイッチを食べてみた。まず自家製ローストビーフの味と歯ごたえに微笑み、レリッシュの味付けも甘すぎず酸っぱすぎず旨味を感じ、野菜は新鮮で甘みがあってしゃきしゃきと、そして自家製のパンはサワードウをチョイス。

実は、私、グルテンの存在がとっても気になっているのと、バターやミルク、砂糖まで一緒に入ってきちゃうパンが今一好きになれない。美味しい、とは思うのだけれど、あまり身体に良さそうではない。中学生の時にクリームパンをランチにしていた自分が信じられない。でも、ここまで美味しいサンドイッチだったら、グルテン云々はとりあえず置いておいて、頬張ってしまう。

オーナーシェフは、野菜は地元農家から、肉や乳製品は、近郊の家族経営農家から直接仕入れ、具材は一つ一つ時間をかけて作っている。時間に追われて生活している私達は、食事もパッと食べて次の行動に移る。でも食べることって本来、大地からの恵みをゆっくり調理し身体の中に入れることのはず。そう、FORTEのサンドイッチを食べると大地を感じるのだ。店内では若者達がマックを開いてかちかち打っているが、なぜかその空間の時間がまったりしているように感じるのは、この大地感か。

PictureWillow
次に『Willow』、モダンアメリカン料理。アメリカ料理って、マカロニチーズ、ハンバーガー、ミートローフ等、大胆で大雑把感がある料理が頭をよぎるが、それって昔は、海外で日本食といえば、天ぷら、すき焼き、寿司だったような感じで、今、モダンアメリカンといわれる料理は、多様な食材を使い洗練された味と盛りつけで、NYのレストランシーンで確立した感じがある。アメリカって元々食材は豊富な国で、昨今のヘルス志向、オーガニックブームもあって、モダンアメリカン料理って健康的だ(でも、せっかく穫れたての魚料理を食べても、サイドがバターたっぷりマッシュポテトだと、カロリーがガっと上がるけど)。

モダンアメリカンが珍しくないニューヨークのレストランシーンで、なぜWillowに感動したか、というと、料理がニューヨークの街そのものみたいだからだ (そして価格。同じ内容の食事をマンハッタンで食べたら、もうちょっと高くなるだろうー9月号参照)。
キムチや柚子などアジアの食材を使うのは、新しいことではない。「Shishito pepper(獅子唐)」とか、今や昔の枝豆のように、どこにでもある。

いつものごとく話は脱線して、獅子唐に一言。時々、とっても辛い獅子唐にあたったりするので、やっぱり作っている人が判っているところで食べたいかな、というのが本音。ある時にマンハッタンの和食屋で食べた獅子唐が不味かった! 

​さて、Willowの独特な素材の組み合わせ、例えば、すいかドレッシングをミント豆に、いちごスライスと肉の組み合わせ、みたいな。ポテトピロギは、ロシア料理のこってりソースの替わりに、茹で餃子感覚で食べるとか。発酵鯖も、寿司風に持って行くのかな、と思うと、ちょっとひねったアパタイザーにするとか(ざっくりとした表現なのは、食べている時はワインを飲み、いい気分になっちゃってメニュー通りに覚えておらず。。。すみません)。

この想像外の組み合わせや調理方で、それぞれの素材の個性は保ちつつ、新しい料理になっているのが、まさにニューヨークだな、と思う。様々な人種、一人一人の個性が主張しながら、エキサイティングな街を創りだしているニューヨーク、のような。

Picture夏のファーマーズマーケット
そして、先ほどのFORTEと共通しているのは、地元農家からオーガニックで新鮮な野菜を直接仕入れていること。Willowが仕入れている農家は、ニューヨーク州北部の家族経営農家が集まって立ち上げた組織、『The 607 CSA』の一員。このThe 607 CSAは、レストランやファーマーズマーケットへの販売に加え、直接購入を希望する消費者をシェアホルダーとして募り、メンバーになったホルダーへ、産地から直送する、というシステム。届け先は、指定ピックアップ先で、Willowは指定ピックアップ先として場所を提供している。

早速、私は、秋野菜のシェアホルダーになってみた。今年の11月、12月の六週間の間に、週一回、採れたて野菜が届くパッケージで175ドル。ホルダーメンバーは天候の影響で出来が今一かもしれないなど、リスクを予め承諾しておく。農家はこうやって収入を確保することで、野菜が育てられない冬の収入源にあて、農家はオーガニックな野菜作りに専念することができる。他には卵、ソーセージ、チーズ、きのこシェアホルダープランなども。サイトの写真がほのぼのしていて微笑んじゃいます。11月には、このThe 607 CSAの特集をします。

ブルックリン発信の大地に乾杯!

(次回は10月下旬にポスティング予定です)

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