![]() 8月のレストランウィークも終わり、9月に入って学校の新年が始まり、やっとニューヨークは平常を取り戻した感じ。それにしても、アメリカの夏休みは長過ぎないだろうか。うちの子供達は(15歳と12歳)3ヶ月近く夏休みでグータラ癖から抜け出せるのだろうか、心配。 地元ブルックリンで食事してあらためて思う。おいしいなぁ〜。若手シェフのこだわりレストランが多くて、料理にこだわりを感じるし、値段とクオリティと量がマッチしているから気持ちも満足。マンハッタンって、料理の値段に家賃がかなり反映されてそうで、「うーん、この味の割に、この値段か〜」か、「すっごく美味しい!でも値段もすっごい!」か。これはブルックリン贔屓の私の偏見だろうか。 さて、10年前までは、美味しいベーグルどころかコーヒーも買えなかったクラウンハイツ地区のフランクリンアベニューが、ここ数年で変貌し、今ではお洒落なカフェやレストランが続々オープン。カリビアン料理のGlady’sでゴートカレーとジャークチキンを食べ、韓国フュージョン丼と蒸し饅のBunsmithでお洒落ブルコギを味わい、アジアンタコスのDomo Tacoでキムチフォラッフォルタコスや、レモングラスチキンタコスを。「この味のミックスって本当に美味しいの?」と、オーダー前は若干不安があるが、食べるとその心境が見事に覆される!イタリアンのCent’Anniの自家製パスタは試す価値あり。それとブルックリンでピザといえばWilliamsburgのRoberta’s、も美味しいけど、フランクリンのBarbonchinoのなかなかどうしてかなりいける。7時過ぎると、なかなか座れないので、早めに行くことをお勧めします。クラブ(蟹)ロール専門店のCrabby Shackは、メイン州の蟹肉のロールやサンドイッチが美味。シーズンで、蟹コロッケやチャウダーも出て来て、おいしさにうなる。オーナーは、日系アメリカ人(ハーフの方)で、店内でロールを頬張っていたら、「日本人ですか?」と声をかけられた。そうそう、Cent’Anniのメートルディから、「私の母は日本人なんです」と英語で言われてびっくり。一つのアベニューの数ブロック内の食ビジネスに二人は確立高い。さすがグローバル&ハイブリッドなブルックリン! ![]() 話はそれましたが、、、。 ちょっとお隣のBedford Avenueには、ニューオリンズ料理のCat Fish。ガンボやグリッツとバーボンがあれば、気分はすっかりニューオリンズ。2013にオープンした巨大ビアホールBerg’nは、Brooklyn FleaとSmorgasbergの仕掛人の手によるもの。古い巨大倉庫はモダンデザインですっかり様変わり。ホール内には4軒の食ベンダー。ブリスケットやプルドポークを食べると、アメリカ人のBBQに対する愛を感じる。ソースでぎとぎとになった手をナプキンで拭きながら頬張る肉の柔らかさ。そうそう、アメリカ人は、日本の食堂とかにある紙ナプキンが理解できないのだそう。「紙がワックス加工で、水や油、すいとらない!」だそうです。 他にも美味しいレストラン、まだまだあります。前々回取上げたSilverRiceのチラシを食べると、ホントと質と値段に満足する。やっぱり日本人だから、美味しい寿司だねとご飯はマストだし、かつオリジナリティもある。列を作って順番待ってるニューヨーカーにもそこんとこ伝わっているんだろうな(詳しくはこちら)。 ![]() 我家は一年前にキッチンのレノベーションをして、3ヶ月キッチンが使えなかった。それでも気が狂わなかったのは、フランクリン・アベニュー、食ルネッサンスのお陰。(実はフランクリンアベニューのすぐ側に住んでいます。) しかし。。。ブルックリンの地価も今や上がる一方で、オーナーシェフのビジネスが厳しくならないか、そこは心配。そして、今年、何とフランクリンアベニューにスターバックスがオープンしてしまった!10年前にはベーグルも買えなかったのに、遂に、ビッグビジネスの波が。。。我家はアンチ・スターバックスを貫きたいのに、娘は期間限定ストロベリーフラペチーノにすっかり満足している様子。 次回は、フランクリンアベニュー食ルネッサンスから、私の一番のお気に入り二軒を取上げて、最近の食のトレンドを報告します。乞うご期待! (次回は9月下旬にポスティングします) |