今回の『NYお宅キッチン拝見!』は、ジャッキー&アルフレッドのお宅。アルフレッドの父親は料理が大好きで、自宅で色んな国の料理を作っていたとか。 生まれも育ちもニューヨークの、生粋ニューヨーカーの二人はとってもグルメ。食についてのこだわりを、ジャッキーに聞きました。 自宅のキッチンで気に入っているところは? 横3m40㎝、縦1mのキッチンアイランド。夫婦で料理できるし、お友達を招いて話ながら料理もできるでしょう。そして本格的イタリアンピザが焼けるオーブン。インテリアデザイナーが選んだウォールペーパーもキッチンを明るくしたわ。 食材選びに気をつけていることは? オーガニック、新鮮、旬であること!加工食品は買いません。Park Slope Food Coop (通称コアップ–メンバー制のオーガニックストアで、NYオーガニックストアの草分け的存在。メンバー運営なので商品の価格も他オーガニックストアに比べるとお手頃。メンバーの中にはセレブもいる)のメンバーで、コアップでの買い物が中心かな。Fresh Direct(オンラインスーパー。新鮮な食材が売り。ストアブランドも開発している。野菜セクションで『アジア野菜』が独立したカテゴリーで売られていて、ニューヨーカーのアジア料理の興味度が読み取れる)からも買いますよ。 作る料理は? 料理が好きな主人と、日曜日に一週間分の夕食を作ります(平日は働いている)。でも総菜屋で買って来ることもあるし(NYではヘルシー総菜屋が増えている)、私の友人が始めたBlue Apron(献立に合わせた食材を送ってくれる、という主婦にとって有難いサービス。おまけにシェフの献立で食材は新鮮。忙しいニューヨーカーに重宝がられているサービスだ)を利用する時もあるし。 作る料理は、主人がイタリアに住んでいたこともあってイタリアンが中心かな。時々日本食も作りますよ。 どんな日本食を作るの? 生姜焼き、揚げ出し豆腐、トンカツとか。日本食は、献立によって日本食スーパーに行かないと材料が揃わない時があるから、作るときはレシピ分量の二、三倍作って冷凍します。マンハッタンのサンライズマートで日本食材は調達するけれど、以前に比べると、アメリカのスーパーでも買える所が増えたわ。 ![]() 日本食を自宅で作る様になったきっかけは? ウィルム(長男–10歳)が小さかった頃、軽症な小麦アレルギーだったのでパンやパスタは食べれなかった。その時に、おにぎりや丼ものを作ってみました。栗原はるみの本を始め、和食クッキング本も結構揃えたのよ。日本食を自宅で食べるようになって、今や我家は大の日本食ファン!子供達は学校に弁当ボックスを毎日持って行きます。そうそうおにぎりを自分で作るのだけど、くっつかなくてポロポロくずれるのは何でかしら。だから私はおにぎり型を使っています。 日本食が好きな理由は? ヘルシーでとても美味しい! プレゼンテーションが美しくて視覚にアピールするわ。あと時間をかけて食べるから会話も弾むし身体にも良いし、食べた後に胃に重くないのも良いですね。 ![]() NYで好きなレストランを一つ挙げてください。 それは難しい質問だわ。例えば家族で行く時と主人とデートする時では行く所が違うし。 家族だったら居酒屋のGanso Yakiとかマンハッタンのコリアン・タウン(ウエストサイドのミッドタウン数ブロックにまたがる韓国街)の店とか。でもブルックリンWilliamsbergのRoberta’sが一番かな。 主人とのデートナイトで一番のお気に入りはSushi Seki。あそこの寿司は絶品です。 |